食品と料理


 

蘇州はグルメのパラダイス。数百年にわたって料理法が蓄積されてきました。蘇州料理の味付けはあっさりしていて、近くの揚州の淮揚料理よりも甘めです。どのコースもそれぞれに適した下ごしらえをし、良質の食材を使って丁寧に調理されます。つまり、どの一皿をとっても、色彩、形、香り、そして味の点できわめてユニークな料理だということです。

 

蘇州の正餐の一品となり、中国全土で有名な蘇州独特の料理が数多くあります。中でもよく知られていて、国内はもとより海外でも伝説となっているのが松鼠桂魚(桂魚の甘酢あんかけ)です。桂魚は、骨がないようで、身が柔らかいのが特徴です。揚げた桂魚の大きく口を開けた頭と反り返った尾の形が、リスに似ているというので松鼠(リス)の名がつきました。また、毛皮に似せるように、身に切り込みを入れて衣をつけます。エビと干したけのこが入った甘酢あんをかけて、色よく、形よく、そして香りよく仕上げます。


蘇州の正餐の2品目は銀魚羹(銀魚のとろみのあるスープ)です。銀魚はやわらかい食感が特徴で、毎年秋になると蘇州の魚市場で見かけます。このあっさりとしておいしいスープは、ハム、たけのこのスライス、青菜、そして銀魚の肝で調味します。

 

碧螺蝦仁は、中国で最高といわれる蘇州産の緑茶・碧螺春茶からついた名前で、エビの味付けにこの緑茶を使った珍しい炒め物です。

 

メニューの4番目は必ず響油糊。ドジョウに似たタウナギを直火で焼いたり、さっといためたり、あるいはさっと茹でて使います。響油とは油の音がするという意味で、直前に熱いネギ油をジュッとかけて客に出すことから、この名がつきました。

 

西瓜鶏は蒸し煮にしてスイカと漬け込んだもので、甘味とよい香りが楽しめます。

 

これらの正式な宴席料理のほかに、太湖で取れる食材を使った一味違う料理があります。背後に太湖を控えているので、太湖船菜として知られる料理をお楽しみいただけます。太湖船菜は1,000年以上も前、唐の時代に生まれました。裕福な官僚や商人が船上で宴会を開き、食事をしながら美しい風景を楽しんだのです。1994年以降、太湖の東岸の町光福では船菜を名物としています。漁港沿いに並んで開店した13の大型船レストランが、種類も豊富に新鮮な魚料理を出しています。

 

銀魚の蒸し物とじゅんさい入り卵スープもたいへんよく知られています。太湖特産の銀魚を薄切りの生姜と赤唐辛子、青唐辛子を添えて蒸すと、口当たり、見た目、香り、そしてもちろん味もすばらしい料理のできあがり。じゅんさい入り卵スープは食欲をそそると共に、特に栄養豊かなスープとして人気があります。

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蘇州にはさまざまな点心(軽食)もあり、お茶やコーヒーで一休みするときのお供に最適です。大きなレストランでは出されていないものもありますが、庶民的な屋台や店では必ずあります。糖油龍頭善(砂糖でりんかけした芋)、キンモクセイを添えたGorgon Fruit、梅花(梅の花をかたどった餡入り焼き菓子)桂花鶏頭などなは、蘇州ならではのもの。

 

ではこれらの美味しい食べ物はどこで食べられるのでしょうか。答えはここで!



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